週末にまとめて休んでも疲れが取れない体の仕組み

「平日は忙しいから、週末にたっぷり寝ている」
「休んでいるはずなのに、月曜の朝からもう疲れている…」

こんなお悩み、実はとても多いです。
これは休み方が悪いのではなく、体の仕組みの問題かもしれません。


疲れには「寝れば回復する疲れ」と「たまる疲れ」がある

体の疲れには、大きく分けて2種類あります。

睡眠で回復しやすい疲れ
→ 一時的な寝不足、軽い疲労

体にたまっていく疲れ
→ 筋肉のこわばり、姿勢の崩れ、動きの偏り

週末にまとめて休んでも取れないのは、
多くの場合②の「たまる疲れ」です。


体を動かさない=回復とは限らない

疲れていると
「できるだけ動かずに休もう」
と思いますよね。

でも、長時間同じ姿勢でいると

  • 血流が悪くなる
  • 筋肉が固まる
  • 体が重だるくなる

結果として、休んだのにスッキリしない状態になってしまいます。

特に

  • デスクワーク
  • スマホを見る時間が長い
  • 車移動が多い

こういった方は、疲れが抜けにくくなりがちです。


週末の「寝だめ」が逆に疲れを残すことも

休日に
「平日の分まで寝よう」
と長く寝すぎると、体のリズムが崩れやすくなります。

すると

  • 寝ても浅い感じがする
  • だるさが残る
  • 月曜に体が重い

といった状態に。

睡眠時間よりも、起きる時間の安定のほうが大切なことも多いのです。


疲れが取れない本当の原因は「体の使い方」

疲れがたまりやすい人の多くは、
無意識のうちに体の一部だけを使いすぎています。

  • 肩ばかり力が入る
  • 腰だけで支えている
  • 足をうまく使えていない

こうした状態が続くと、
休んでも回復しきれない疲れが残ります。


まとめ:疲れが取れないのは「頑張りすぎている証拠」

週末に休んでも疲れが取れないのは、
体がサボっているわけでも、年齢のせいでもありません。

✔ 疲れがたまる使い方をしている
✔ 回復しにくい状態が続いている

ただそれだけのことが多いのです。

当院では、
「どこに負担が集中しているか」
「どう使えば疲れにくくなるか」
を体の動きから一緒に確認していきます。

「休んでも回復しない疲れ」でお悩みの方は、
我慢せずに一度ご相談くださいね。

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