頭痛につながる“首のスキマ”とは? デスクワークの人が注意したいポイント

「夕方になると頭痛がしてくる…」
「首の付け根がガチガチで仕事に集中できない」
デスクワークの方から、こういった相談を毎日のようにいただきます。

実はこの頭痛、“首のスキマ”がつぶれていることが原因になっている場合が多いんです。
首のスキマとは何なのか?そして、どうすれば頭痛を防げるのか?
今日は専門家として、分かりやすく解説します。


“首のスキマ”ってどこのこと?

首には、7つの骨(頸椎)が積み重なっています。
本来この頸椎は、ゆるやかなカーブを描くように並び、その間に小さなスキマがあります。

このスキマは、次の役割を持っています。

  • 頭の重さ(約5~6kg)を分散して支える
  • 神経・血管の通り道を確保する
  • 筋肉への負担を軽減する

つまり、スキマが適度に保たれていると、首・肩・頭が疲れにくい状態になります。


デスクワークで“スキマがつぶれる”理由

パソコンやスマホを見るとき、多くの方が無意識にやってしまうのが…

前に首が出る姿勢(いわゆるスマホ首)

この姿勢になると、
本来のカーブが失われ、頸椎がまっすぐ or 逆カーブに。
結果として、スキマがギュッとつぶれ、神経や血流の流れが悪くなるんです。

スキマがつぶれた状態が続くと…

  • 首こり
  • 肩こり
  • 目の疲れ
  • 緊張型頭痛
  • 後頭部の重だるさ

など、さまざまな不調につながります。


あなたの“首のスキマ”、つぶれていませんか?(簡単セルフチェック)

デスクワーカーの患者さんに必ずお伝えしているチェック方法です。


① 壁立ちチェック

  1. 壁に「かかと・お尻・背中」をつけて立つ
  2. このとき 後頭部が自然につきますか?

→ 後頭部がつかない、または首の後ろがつっぱる場合
スキマがつぶれているサイン


② 手のひらチェック

  1. 立った状態で、首の後ろ(うなじ)に手のひらを入れる
  2. 手のひら1枚分の“自然なアーチ”があるか?

→ 手のひらが入らない
→ 逆に隙間が大きすぎる
どちらも頸椎のカーブが崩れている可能性があります。


今日からできる“スキマを守る”簡単ケア

① 目線を10cm上げるだけでも効果大

ノートPCを使っている方は、画面が低くなりがち。
本や箱で高さを上げるだけで、首の前のめりが一気に減ります。


② 30分に1回、肩を後ろに3回まわす

肩を後ろに大きく回すことで、胸の筋肉が伸び、
首が前に出る姿勢をリセットできます。


③ 首の前側をやさしくストレッチ

  1. あごを少し上に向ける
  2. 首の前側が伸びるところで10秒キープ
    ※無理に反らしすぎないことがポイント!

これらはすべて、「スキマをつぶさない」ための習慣です。
続けるだけでも、頭痛の頻度が減ったという患者さんが多くいらっしゃいます。


それでも頭痛が続く場合は?

セルフケアで改善するのは、**軽いスキマつぶれ(軽度の姿勢崩れ)**のケースです。

もし、

  • 頭痛が頻繁に出る
  • 首を動かすと痛みが強くなる
  • しびれやめまいがある
  • 一日中首・肩が重だるい

といった症状がある場合は、
筋肉の硬さだけでなく、首の関節の動きや骨格のゆがみが影響している可能性があります。

当院では、
・頸椎のカーブチェック
・姿勢分析
・首〜肩の筋バランス調整
などを行い、根本原因に合わせて施術を行っています。

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12月31日までに
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